自家製粉 手打そば たてしな

店主紹介

店主 渡邊 和夫

心に残るそばの味 伝え継がれてきた和みの味

味に素材にこだわって打ったそば 美味しかった。
また来たいと言って 頂きたいからー。

 昭和56年 そば処 たてしなは開業いたしました。製粉会社から産地指定のそば粉を仕入れての二八そばで出前する普通の蕎麦屋でした。おかげさまで毎日を忙しく過ごさせていただいておりました。しかし5年ほど立つとどうしても需要の多い夏場になると味、香り、粘りがおとることが気になりました。これは秋に収穫されたそばがほぼ一年経過して質の劣化が進みはじめ、高い気温も手伝ってさらに状態を悪くするからです。
 新そばが待ち遠しく思えるのはお客様だけではなくそば屋の店主も同じでした。

 夏場にこそおいしいそばを提供しなければそんな思いからどうしても自家製粉にしよう挽きたてのそば粉ならばその弱点を防げるはずだと、それから半年あまり石臼の勉強していた頃知人の紹介で東山梨郡大和村の石臼造りの名人佐藤さんと出会わせていただきました。
 現在でも手挽の臼と大型の電動石臼は毎日働いてくれています。
良い石臼が出来ればよい玄そばをと当然ながら考えて福井・北海道・福島・長野県産などをいろいろ試して見ましたが産地は同じでも生産者が違えば品質も変わってしまいます。そのようなバラツキが多い中で悩んでいる時に取引先の茨城県の米農家から私の友人に常陸太田市金砂郷にそば作りの名人がいるから紹介するよと言っていただきました。現在はその農家と契約栽培をさせていただいております。
 金砂郷産の常陸秋そばは味風味ともに最高品質で現在ではひっぱりだこの希少玄そばです。
今後は更に工夫をこらしてがんばってまいります。

たてしなはもやの中なり走りそば 店主
故郷は風吹くばかりきのこそば 店主

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